【前編】マッチングアプリのスペック欄、どう書く?正直さと戦略のバランス術

実践

はじめに:写真と自己紹介だけで、本当に足りてる?

マッチングアプリのプロフィールについて、ネットやSNSでは「好印象な写真の撮り方」や「自己紹介文の書き方」に関するアドバイスが溢れています。でも、意外と見落とされがちなのが、アプリ側が用意した「スペック欄」。
検索型のアプリではこれらの情報で絞り込みをかけるユーザーが多いので、年齢・身長・体型・年収・居住地など、選択形式で入力するこの部分も、マッチングに大きく影響する重要なパーツです。

「書いても誰も見てないんじゃない?」
「正直に書いたら損しそう…」
そんな風に感じる方もいるかもしれません。けれど、実際は正直に丁寧に入力することが、真剣な相手とのご縁にぐっと近づく第一歩なのです。

この記事では、スペック欄をどう記入すべきか、どこまで盛っていいのか、どう見られがちなのか…を私の経験を交えてご紹介します。もちろん、最終的には「自分らしさ」が一番大切です。あくまで参考として、あなたの婚活のヒントになれば嬉しいです。

プロフィール写真・文章についてはこちら:


結論:スペック欄は「なるべく多く」「なるべく正直に」!

最初に、この記事の結論をお伝えします。

スペック欄は、基本的に、できる限り全ての項目を正直に埋めるべき。

その理由は以下の通りです。

  • 空欄があると検索結果に出てこない(=見つけてもらえない)
  • 会った後に「なんだか思ってたのと違う」となるより、最初から分かった方が誠実
  • 「その条件を受け入れてくれる人」と出会うことが、自分にとっても幸せに繋がる

マッチングアプリは検索条件に該当しないと、そもそも表示されません。プロフィールを見てもらえないということは、存在しないも同然なのです。


スペック欄の記入方法と考え方

基本方針:「検索対象に入る」ことを最優先に

たとえば、身長168cmの男性が「170cm未満だと不利だから書かないでおこう」と思うかもしれません。でもそれは逆効果です。

  • 女性の検索条件に「168cm」が含まれている場合、書いてあれば表示されるけど、書いてなければ除外されてしまいます。
  • 一方で「170cm以上」などで検索している女性には、書いていようがいまいが表示されません。

つまり、「書かないことで可能性が増える」ことはほとんどないのです。むしろ、マッチするはずだった相手の目にすら触れなくなるリスクの方が高いのです。

ただし例外も

ただし、正直に書かない方がいい項目もあります。

  • その項目を重視する人とはマッチングしたくない
  • 大切な価値観なので予め伝えて同じ考えの人と出会いたい
  • 身を守るために、親しくなってから伝えたい
  • (かなり状況と主観によるところですが)少しなら盛った方がいい?

次の章で、個別の項目ごとに考え方をご紹介します。
主観も入ってしまうため、参考としてご覧ください!


各項目別:どう考えて、どう書くか

年齢:絶対に正直に

年齢詐称は、バレた時の印象がとにかく悪い。本人確認が必要なアプリなら使えなくなりますし、そうでない場合でも「若く見られたいんだろうな…」「年下とマッチングしたいのかな…」と下心が透けて見えてしまいます。

身長:盛るなら2cmまで?

男性にとって気になる項目かもしれませんが、会えばすぐに分かるため、”親しくなってから伝える”というのが難しいです。どうしても盛りたい場合でも、2cm以内にしておくのが無難。

体型:悩むなら「普通」でOK

選択肢は多いですが、基準は人それぞれです。

  • 客観的にスリム(自信があるor痩せすぎと思われる可能性がある)→「スリム」または「やや細め」
  • 標準体重前後→「普通」
    「ぽっちゃり=太っている」と考えている人もいるため、安易に「ぽっちゃり」系の選択肢を選ぶと過剰に太めに思われてしまうかも
  • ぽっちゃり寄りで、痩せる気はあまりないし食を楽しみたい→「ややぽっちゃり」
  • トレーニングしている人→「筋肉質」
    好きな人は好きなのが筋肉質!ジムで見かけたマッチョと比べたりせず、運動の習慣があるなら選んでOKです

不安な場合は、体型が分かる写真を1枚載せるのがベターです。

血液型:スキップもアリ

占いや相性を気にする人がいる一方、その価値観を苦手と思う人にとっては書くメリットがない項目。書いても書かなくても、マッチングへの影響は少ない印象です。

居住地:柔軟に考えてOK

実際に住んでいる場所を書くのが基本。ただし、たとえば埼玉県在住だけど職場も遊びも全て東京、という人なら「東京」としておいて後で補足するのも一つの手です。

出身地:会話のきっかけに

将来的に地元の近くに帰りたい、育った環境が似ている人がいいなど、意外と気にする人は気にする項目です。気にしない場合でも「地元の話」「帰省の頻度」など、共通点があると盛り上がる要素。正直に書くことをおすすめします。

職種:具体的な方が◎

「会社員」「その他」など多くの人にあてはまる選択肢もありますが、当てはまるものがあれば「営業」「美容師」「大手企業」など、具体的なものを選ぶ方が相手にイメージされやすく、検索されやすいです。

学歴:盛るのはNG

学歴で検索をかける人の中には、頭の良さや判断力などではなく、学歴そのものにこだわる人(親がこだわるため予め絞り込みたい人)もいます。
後からの訂正は不誠実さを含めマイナス印象が大きく、あなたの頭の良さを示せていたとしてもカバーできない可能性が高いため、正直に書くか、書かないのが無難かもしれません。

年収:ギリギリなら“ひとつ上”も検討可

人によって意見の分かれるところですが、選択肢の境界線上であれば“少しだけ盛る”のも許容範囲かもしれません。
たとえば、「200~400万円」「400~600万円」の選択肢があって、年収が380万円の場合、「400〜600万円」を選ぶのは後から説明すれば理解してもらえる可能性も高いように思います。

ではいくらまでなら理解されるかというと、本当に個人的な感覚ですが+50万円くらいまででしょうか。

タバコ:「吸わない」が一番有利

特に若い世代では吸わない人の方が多く、「相手も吸わない人がいい」という希望は多く見られます。「電子タバコのみ」や「相手が嫌ならやめる」など細かい選択肢がある場合、電子タバコのみにしてもいい(でもタバコは吸いたい)場合は「電子タバコのみ」、やめてもいい場合は「吸わない」としておくとマッチングしやすいです。


詳細プロフィール欄のちょっとしたコツ

ニックネーム:呼びやすさが重要

「たくや」「Takuya」「タク」など、さんを付けてそのまま自然に呼べる名前が親しみやすくておすすめです。

「T」などイニシャルにしている人も多く、マイナス印象ではないのですが、親しくなるまでは多くの人と同じような会話になってしまうケースも多く、誰が誰だか曖昧になることもありました…

少しの差ではありますが、毎回「たくや」のような名前が目に入る方が、印象に残りやすいです。本名を載せたくない人は「たく」でもOK!デメリットはないので名前らしいニックネームにしましょう!

ちなみ「抹茶」「りんご」のような、ハンドルネーム的なニックネームの方はかなり少数派だった印象です。印象には残りますが、ネット文化に精通した相手に絞って探している場合以外は、やっぱり名前が無難です。


後編に続きます

ここまで読んでくださってありがとうございます。

この記事に含みきれなかった項目については後編に続きます!

【後編】マッチングアプリのスペック欄、どう書く?正直さと戦略のバランス術
この記事は後編ですまだ前編を読んでいない方はこちらからどうぞ前編のまとめ前編ではスペック欄は、基本的に、できる限り全ての項目を正直に埋めるべき。という基本方針を前提に、盛りたいこのままではマッチングで...

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