この記事は後編です
まだ前編を読んでいない方はこちらからどうぞ

前編のまとめ
前編では
スペック欄は、基本的に、できる限り全ての項目を正直に埋めるべき。
という基本方針を前提に、
- 盛りたい
- このままではマッチングできない
- 正直に入力するとデメリットの方が大きい気がする
といった現実的な悩みも含め、主観も交えながら各項目についての考え方をご紹介しました。
後編では引き続き、前編に入りきらなかった項目についてご紹介していきます!
各項目別:どう考えて、どう書くか
家族構成や過去について
兄弟姉妹
正直に埋めておきましょう。会話のきっかけになるかもしれません。
結婚歴・子どもの有無
こちらも基本は正直に。
ただし、以前シングルマザー向けのマッチングアプリに対する批判として、「子供目当て(性的な目的)で社会的に立場の弱いシングルマザーを狙う人がいるのに危機管理が足りない」という指摘を見かけたことがあります。
本当にそんな人がいるとは考えたくありませんが、子持ちかつ同居していて、少しでも不安があるようであれば、書かずにおいて、信頼関係を築いてから伝えることも不誠実ではないと思います。
教育・仕事の欄の工夫
学校名
知り合いに見つかるリスクを受け入れられるなら書いてみましょう。
大学名に魅力や興味を感じてもらえる可能性の他、同じ大学出身の人とつながるきっかけになるかもしれません。同じ大学出身=似たバックグラウンドと、共通の体験があるということ。数は多くないとしても、期待の高まる出会いになります。
職業名
迷った場合は、以下の方向性どちらかを意識して書いてみましょう。
- 検索して見つけてほしい→検索されやすい表現
例:出版関係、教育関係 - マッチング後に会話のきっかけにしたい→相手の興味を引く表現
例:雑誌編集、ファッション誌のエディター、小学校の教員
結婚や子どもに関する価値観
結婚に対する意思
最も無難なのは「良い人がいればしたい」。これなら相手にプレッシャーを与えすぎず、前向きな印象を与えられます。一方で「すぐにでもしたい」「2〜3年のうちに」など具体的な希望がある人は、素直に選ぶのもOK。同じペース感の人に出会えるチャンスになります。
「相手と相談して考えたい」「わからない」などの選択肢は、どちらかといえば一般的な結婚はしたくなさそうな印象を受けました。「結婚願望はない」「気軽に付き合いたい」「別居婚希望」「事実婚希望」といった選択肢があればそれを選びたい、という方向けの選択肢かと思います。
子どもが欲しいか
迷ったら「相手と相談して決める」がベストバランス。主体性も感じられつつ、柔軟さも伝わります。また、アラサー以上で「欲しくない」としている人はかなり少数派だったので、欲しい派の方は「欲しい」としていてもマッチングに困らないはず。
では欲しくない派の人は… 私もこちら側なのですが、正直迷いました。
- 「欲しくない」を選ぶ理由
子供が欲しくない人はマッチングアプリでは少数派なので(世の中では増えてきていますが、アプリを使ってまでパートナーを探さない人も多いのだと思います)、効率を求めたい場合は「欲しくない」としてもOK。人生の大きな決断なので明確な意見を持つのは自然だし、同じ考えの人とマッチングした方がいいと思い、私も初期の頃はそうしていました。 - 「相手と相談して決める」を選ぶ理由
一方で、実際のところ誠実な態度は「相手と相談して決める」だろうなという気持ちもありました。お互いに欲しくないと話し合っていても、後でどちらかの気持ちが変わったら相談しますよね。
また、実際にアプリを使って人と会ってみて、「どちらでもいい、相手に合わせられる」という方は「欲しくない」と強く決めている方より多い印象でした。「相談して決める」の方がそういった方からの印象は良いのかなと思います。
性格や日常生活について
家事・育児への考え方
「積極的に参加したい」「二人でシェアしたい」が無難。
「なるべく相手に任せたい」は、「専業主婦/主夫になってほしい!家計は自分が支えるので!」という覚悟があって、「自分は今後も忙しいだろうし、それを理解してくれない人とは付き合えない」という場合のみ選びましょう。
出会うまでの希望
自分の感覚で答えてOKです。通話に関しては必須だと思っている人と苦手な人に別れるので、「まずは通話したい」ならそれを選んでおくとミスマッチが防げるかもしれません。
デート費用
「相手と相談して決める」が一番穏やかな選択。
割り勘派の人も、主義として主張したい(絶対に奢らないし奢られるのも嫌だ、くらいの強さで思っている)場合以外は「相手と相談して決める」の方が好印象だと思います。
自分が多く払おうと思っている人は「自分が全て払う」「自分が多めに払う」もOK。
「お相手に多めに払ってほしい」「お相手に全て払ってほしい」は、内心で思っていても書くメリットはなさそうに思います。「持っている方が払う」も、「あなたの方が年収が高いなら奢ってほしい」という意味になるので避けた方が無難。
その他、迷いやすい項目
話せる言語
「どのくらい話せたら英語が話せるって言うの?」と思いますが、「仕事や旅行で使ったことがある」「外国人と付き合ったり海外転勤に付いて行くことになったりしたら勉強する」など、多少話せて苦手意識がないなら話せる言語だと思います!
16タイプ診断(MBTI)
無料で診断できるので、受けたことのない方はこの機会にぜひ。
科学的根拠に欠けるとも聞きますが、実際マッチングする相手のタイプに傾向はあったし、「当たってないと思う~」というのを含め会話のきっかけになりました。
社交性
小人数が好きか大人数が好きかって、なかなか変わらないし合わないとしんどい部分な気がします。
なので正直に書くのがいいと思うのですが、「一人が好き」という選択肢だけは、「一緒に生活するイメージが持てない」と感じさせる可能性も。「自分の時間”も”大切にしたい」くらいであれば誰しもそうなので、「でも一緒に楽しんだり生活を共有したりできるパートナーがほしい」と思っているなら他の選択肢が無難かもしれません。
好きなこと・趣味
職業名同様、どのタイミングで読んでもらうか、どんな効果がほしいかを意識して以下のいずれかの方針で:
- 検索して見つけてほしい→検索されやすい表現
例:旅行、映画鑑賞 - マッチング後に会話のきっかけにしたい→相手の興味を引く表現
例:一人旅で温泉地巡り、マーベル
ペット、同居人、休日の過ごし方
いずれも正直に書くことで、自然な生活感が伝わります。特にペットがいる方は相手との相性にも関わるので、省略せず書いておくのがおすすめです。
お酒
「ときどき飲む」が最も中庸な印象を与えます。お酒が苦手な方や、飲み仲間が欲しい方は、「飲まない」「飲む」など、ライフスタイルに合う選択をしましょう。
まとめ:誠実さは、未来のパートナーを引き寄せる
スペック欄は、あなたのプロフィールを見てもらうために大切な場所。
「スペックで人を見るなんて…」という気持ちも「かえって印象が悪くなりそう…」という気持ちもすごくわかりますが、正直に、丁寧に入力することが、結果としてあなたの魅力を伝える近道になります。
そして、そのプロフィールに惹かれてマッチングしてくれた人こそ、あなたの“本質”に興味を持ってくれた相手です。
あなたらしさが伝わるスペック欄で、より良い出会いがありますように。!
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