「高望みは悪」「まずは会ってみる」の罠にハマっていませんか?
婚活を始めたばかりの頃、多くの人が「高望みしすぎてはいけない」「とりあえず会ってみよう」というアドバイスを目にするのではないでしょうか。
私も例に漏れず、婚活の情報収集をしていると「普通の人でいいんです」「理想を下げなさい」といった言葉に何度も出会いました。
一方で、婚活を重ねていくうちに、「それって本当に自分に合っている考え方なのかな?」と疑問を持つようになりました。
今回は、「市場主義的な考え方」「高望みしない」「まずは会ってみる」から「違和感のない人を探す」「むしろ高望みした方がうまくいくケース」へと、私の考え方がどう変わっていったのかをお話しします。
婚活中、考え方に迷ったときのヒントになれば嬉しいです。
結論:高望みしてもいい、違和感のない相手を探そう
今の私が思うことはシンプルです。
「絶対に結婚したい」なら期限を決めて、その期間内に出会えて自分を選んでくれる人の中で一番いい人との結婚を目指す。この場合はなにが自分にとっての「高望み」なのか見極めることも大切です。
でも期限がなく、「いい人がいれば結婚したい」「ひとりでいるよりふたりでいることの方が幸せだと思える相手と出会いたい」なら、自分が「本当に心から一緒にいたい」と思える相手に出会うまで、高望みしていい。
そして、プロフィールややり取りで違和感を感じるなら、その感覚を大切にしていい。
その方が婚活も楽しくなるし、結果的に自分を大切にしてくれる人と出会える確率も上がります。
「高望みしてはいけない」「とりあえず会ってみる」と思っていた頃
情報収集の結果、謙虚でいなければと思い込んでいた
私はわりと慎重に下調べをするタイプです。
マッチングアプリをインストールする前から、婚活関連のブログやYouTubeなどでいろいろな情報に触れていました。
そこには「理想が高いと婚活が長引く」「3回は会ってみないとわからない」「”普通の人でいいのに”と思うのも高望み」というようなアドバイスがあふれていて、「できるだけ謙虚な気持ちでいよう」「自分の直感より、世の中の成功例に従った方がいいのかも」と考えていました。
今思えば、当時の自分に合っていなかった
でも、今振り返るとこれはちょっとズレていた気がします。
こうした情報は、結婚相談所などによる「今すぐにでも結婚したい人」「絶対に結婚したい人」向けの発信で、「いい人がいれば結婚したい」くらいの温度感の私には、少し重たかったのです。
無理して会って、起こったこと
恋愛感情がわかないまま深入りしてしまった
「まずは会ってみよう」「何度か会えば良さがわかるかも」と思い、やり取りの段階でピンとこなくてもとりあえず会ってみました。
でも、やはり恋愛的な好意が湧かないまま、「人としてはいい人だし、何回か会っていれば…」と無理に続けてしまったことで、自分も相手も時間や気持ちを浪費する結果になりました。
婚活疲れに陥る
気乗りしないデートが続くと、当然ですが疲れます。
会うたびに「この人と結婚する未来は描けない」と思いながらも、「せっかく時間を作ったのに…」「相手は悪い人じゃないのに…」と罪悪感だけが残る。
楽しくない婚活が続き、婚活そのものが嫌になりました。
「むしろ高望みした方がうまくいく」と気づいたきっかけ
友人の一言で視点が変わった
ある時、友人に「こんな人に出会って、こういうところは好きだったけど、こういうところは引っかかって…」と話していたら、
「むしろ高望みした方がうまくいく人もいるよ」とサラッと言われました。
その時、私はすでに気づいていたのです。
プロフィールややり取りで違和感がある人は、何度会っても「付き合いたい」とまでは思えないことを。
たとえ「この人にもいいところがある」と思えても、恋愛関係には発展しないことを。
ワクワクできる人だけとやり取りすることにした
そこからは考え方を大きく変えました。
「この人とデートできたら、きっと緊張しながらも楽しく準備するだろうな」と思える人だけにやり取りの時間を使うことにしたのです。
高望みしてよかったこと
楽しく婚活できるようになった
やり取りする人数は減りましたが、気が合いそうな人とだけ話すようになったので、やり取りそのものが楽しく、心のエネルギーを使いすぎなくなりました。
「婚活って楽しい」「デートってわくわくする」と思えるようになり、前向きな気持ちで続けられるように。
美容や自分磨きに時間とお金を使えるように
デートで消耗しなくなった分、自分のために時間とお金を使える余裕ができました。
「好きな人と会えるかも」「好意を持ってもらえるかもしれない」と思うことで、美容やファッションにも自然と気合いが入るように。
「自分にはもったいない」と思える人と付き合えた
そして何より、最終的に「私にはもったいないくらい素敵な人」とお付き合いすることができました。
一緒にいて楽しいし、もっと大切にしたいと思える人です。
もし「高望みしちゃいけない」と思い込んでいたら、彼とは出会えなかったと思います。
まとめ:婚活は「効率」ではなく「心地よさ」で選ぼう
婚活を始めた頃、「市場主義的な考え方」に縛られていた私。
「たくさんの人と会って比較する」「需要と供給で考える」「高望みしない」——
そうした効率重視の考え方に合わせようとして、結果的に疲れてしまいました。
でも今は、
「違和感のない人とだけ向き合う」
「高めの理想を持っていい」
「心から会いたいと思える人にだけ会う」
という考え方で婚活しています。
もちろん、誰にでも当てはまる考え方ではないかもしれません。
「まずは会ってみる」ことで気づくこともあるでしょう。
でも、自分が疲れてしまっては元も子もありません。
婚活は「心地よく続けること」「その過程も楽しく過ごすこと」が大切。
そのためにも、「高望みしてはいけない」という思い込みから、自分を解放してあげてもいいのかもしれません。
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