婚活中、魅力的な相手と出会って話が弾んで「この人だ!」と思う瞬間、ありますよね。
でも、楽しい時間が続いても(続いたからこそ)、将来のビジョンが合わないと気づいたときのダメージは大きいもの。
特に30代以降は、時間の制約も大きくなり、ミスマッチが大きな後悔につながりがちです。
この記事では、短期的な相性に流されず長期的な関係を築ける相手を見極めるコツを、心理学や実体験を交えて解説します。理想の相手を見つけるための具体的なステップを一緒に探っていきましょう!
結論:将来像の確認が婚活の成功を決める
婚活で後悔を避けるには、まず自分がどんな関係を求めているか(結婚、子供、気軽な恋愛など)を明確にし、相手の将来像と早めにすり合わせることが大切です。見た目や会話の楽しさに心を奪われても、長期的な相性が合わなければ関係は続きません。誠実な対話を通じて、ミスマッチを防ぎましょう。
短期的な相性と長期的な相性の違い
短期的な相性とは?
婚活アプリでプロフィールを見て「タイプ!」と思ったり、初デートで話が弾んで時間があっという間に過ぎたり。それは、短期的な相性が良いサインです。
心理学の研究(Finkel et al., 2012)によると、初対面の魅力は外見やユーモア、共通の趣味に大きく影響されます。たとえば、好きな映画の話で盛り上がったり、相手の笑顔にドキッとしたりするのは、短期的な相性の典型です。でも、これだけでは長期的な関係の成功は保証できません。
長期的な相性が重要な理由
長期的な相性は、結婚や子供、ライフスタイルの価値観が一致するかどうかにかかっています。
たとえば、あなたが3年以内に結婚と子供を望む一方、相手が「今のところ結婚は考えていない」と言う場合、どんなに楽しくてもすれ違いは避けられません。
子供がほしいか、どこに住みたいか、仕事を続けたいかどうかなど、ふたりの生活に影響することについては合意できる条件を見つける必要があります。
※婚活市場のデータ(OkCupidのユーザー調査、2023年)によると、30代の独身者の約40%が結婚願望を持たないと回答。特に30代以降は、結婚願望の強い人は既に結婚している=魅力的な異性の中に結婚を望まない人が増える傾向にあり、ミスマッチのリスクが高まります。
相手の将来像を確認する方法
軽い質問で自然に探る
相手の将来像を知りたいけれどどう切り出せばいいかわからない、重いと思われるかも…
と不安に思う方も多いかもしれません。
でも「将来どんな生活が理想?」「いつか誰かと家族を持ちたいと思う?」といった形で、「私たちの将来」ではなく「あなたの理想」を聞くのは自然かつ誠実なことだと思います。もし相手がこれを「重い」と思うならその時点で長期的な相性はよくない、そう思えるくらいの質問を考えて、自然な会話に織り交ぜてみましょう。
「好きだけど将来像は合わないかもしれない」と思ったら
焦りや諦めで、違和感にフタをしていませんか?
婚活をしていると、ほとんど誰ともマッチングできなかったり、逆に毎週いろんな人に会うもピンとこなくて疲れてしまったりすること、ありますよね。自分は高望みしているんだろうか、恋愛も結婚も向いていないのではないか、そんなふうにモヤモヤして疲れ切ったときに魅力的な相手と出会って話が弾むと、「この人だ!」「もう他にはいない!」と思うかもしれません。
でも、短期的な相性と長期的な相性は別のものです。楽しい時間を過ごせば過ごすほど将来への期待が高まり、関係が崩れたときのダメージも大きくなります。
話合い・覚悟・期限
人は簡単に変わりません。
心理学の研究(Gottman, 1999)では、パートナーの価値観は交際初期からほぼ固定され、変化はまれだとされています。
好きになった人と将来像だけが合わないなら、まずは「どうしてその将来を理想としているのか?」話を聞いてみましょう。あなたの理想が変わる可能性もあります。それは大抵の場合、相手の理想を変えるよりは簡単です。
長期的なビジョンが合わない人と、それでもどうしても付き合うなら、自分の理想を譲る/変える覚悟か、「この日までに相手の気持ちが変わらなければ別れる」と期限を持ちましょう。
もっといい人が現れます
これはあくまで私の経験で、すべての人に当てはまるわけではありませんが、「先のことはわからない」と濁す人や「長期的に一緒にいられる人を探しているけれど結婚はしたくない」という人とは、結局うまくいきませんでした。
彼らは共通して、楽しいことは共有できても、問題を一緒に乗り越えることはできない相手でした。
そのことに気づいても別れるのは簡単ではなく、「でもこんな良いところがある」「ここを尊敬している」「他にいい人もいないし…」と思っていましたが、大丈夫です。行動することをやめなければ次の人が見つかります。
「そうは言っても、私にだけはいい人が現れない気がする」と思っていましたが、私にも現れました。そうして安心できる恋愛を始めてから振り返ったら、「もっと早くに別れたらよかった」「いい人だけど、どのみちうまくいかなかった」と思えるはずです。
30代以降の婚活で特に注意すべき理由
時間の制約
年齢を理由に人を判断したり若さを過大評価したりする価値観はあまり好きではないのですが、時間を巻き戻すことはできません。
特に30代以降で子供を望む場合、現実的な問題として時間を計算する必要があると思います。
厚生労働省の調査(2024年)によると、35歳以上の初産ではリスクが上昇し、40歳を過ぎるとさらに顕著に。2~3年交際してから「やっぱり結婚は無理」と言われるリスクは頭に置いておきましょう。
結婚願望の分布
早くに結婚するのは、結婚願望の強い女性と、そうした女性が魅力的だと思った男性、という言説があります。逆に言うと、30代以降の婚活市場には、結婚願望の強くない女性と、女性と縁が少なかった男性が多い、ということ。
eHarmonyの調査(2023年)によると、30代後半の独身者の約35%が「結婚より自由な生活」を優先。見た目や会話が魅力的でも、価値観が合わない人が増えるのです。
あなたが男性の場合、相手の女性は結婚願望が強くない可能性が高い、あなたが女性の場合、相手はこれまで女性との縁が少なかった(=女性慣れしていないなど、初対面の魅力度はさほど高くない)可能性が高い、ということ。
特に女性は、気を付けてください。
魅力的な男性ほど結婚願望がないケースが増えますし、一般的には女性の方が結婚のプレッシャーを感じやすいし、男性の方がワンナイトなどカジュアルな関係に積極的です。
まとめ
婚活で後悔しないためには、短期的な相性(見た目や楽しさ)に流されず、長期的な関係の鍵となる将来像を確認することが大切です。
特に30代以降は、時間の制約や結婚願望の分布を意識し、早めに対話を。魅力的な相手に心が揺れても、「人は変わるかも」と期待せず、誠実に話し合い、自分の理想を大切にしてください。
婚活はたくさんの出会いの場。自分に合う相手は必ずいます。一緒に理想のパートナーを見つけましょう!