はじめに
マッチングアプリでの婚活、男性も女性もみんな「疲れた…」って言ってません?
「いいね」を送り続けても反応がなかったり、ようやくマッチングしてもメッセージが途切れたり。逆にたくさんの「いいね」が来て誰を選べばいいかわからなかったり、付き合っても結婚の話に至らず関係が終わってしまったり。男性と女性で違う体験をして、違うことに悩むケースが多いように思います。
特に結婚を真剣に考えるあなたにとって、こうした壁は大きなストレスになります。でも、安心してください。この記事では、アプリ特有の課題を理解し、結婚に近づくための具体的なマインドセットと戦略をお伝えします。一緒に、婚活のゴールを目指しましょう!
マッチングアプリの現実
男女の動向
マッチングアプリでは以下の理由が掛け算となって、男性も女性も理想の相手に出会いにくい状態が生まれています。
- 男女のユーザー数の偏り
ほとんどのアプリで男性の方が女性より多いです。
たとえば、Tinderでは男性が女性の約3倍、PairsやWithでも男性ユーザーが女性を上回る傾向にあります。 - 男性の方が積極的にアプローチする
男性は積極的に「いいね」を送る一方、女性は受けた「いいね」の中から厳選する傾向が強く、Hingeの調査によると男性は女性の5倍もの初期メッセージを送信しています。 - 男性の好みは分散、女性の好みは集中
男性のアプローチは幅広い女性に分散する一方、女性の関心は特定の男性に集中しがちです。
なぜこれが問題か
アプリの構造がもたらす問題は、男女で異なります
- 男性の問題:誰ともマッチングできない
女性の好みが人気の高い一部のユーザーに集中するため、多くの男性が「埋もれる」感覚を味わいます。 - 女性の場合:間違った相手とマッチングしてしまう
一方、女性は多くの「いいね」を受け取り、選択肢が多いと錯覚しがちです。しかし、これが結婚に直結するとは限りません。アプリは出会いの「数」を増やすツールですが、結婚というゴールには、数の先にある「質」の見極めが欠かせません。
男性が落ち込まなくて良い理由
アプリの構造的問題
マッチングアプリで「いいね」が返ってこなかったり、メッセージが途切れたりするのは、アプリの仕組みが大きく影響しています。OkCupidのデータによると、男性の上位10%が女性からの関心の約60%を独占。
この集中傾向は、女性が限られた相手に絞ってやり取りするから生まれます。さらに、業者やbotによるマッチングも珍しくなく、こうしたノイズが婚活のハードルを上げています。
あなたに魅力がないわけではない
「女性からアプローチがない」「マッチングしても続かない」といった状況は、アプリを使う多くの男性が経験することです。でも、婚活のゴールは大勢から好かれることではなく、たったひとりの「あなたがいい!」と思える相手を見つけること。
心理学の研究では、男性は女性よりも早く好意を抱く傾向があり、女性は付き合う前に多くの要素(価値観、将来性など)を慎重に考えると言われています。だからこそ、もし女性と付き合えたなら、彼女はあなたを本気で良いと思っている可能性が高い。その先に、結婚の可能性も見えてきます。
男性の対応策
戦略を磨く
アプリでの成功は、戦略が鍵です。
- プロフィールの見直し
たとえば結婚を見据えていることを明示したプロフィールで遊び目的のユーザーと差別化をはかる、個性を押し出して特定の女性の興味を引く、など。 - プロの撮影サービスを利用する
アプリにおいて写真の影響力は大きいです。
1万円程度の投資が可能なら、プロを頼るのが一番手っ取り早く効果を得る方法だと思います。 - 複数のアプリを試す
アプリを変えれば、ユーザー層が変わって別の結果が得られる可能性があります。
また、余裕があればアプリごとに写真やプロフィール文を変え、A/Bテストをしてみると次に活かせる知見が得られるかもしれません。

場を変える選択肢
もしアプリで成果が出ないなら、結婚相談所を検討するのも一つの手。
結婚相談所は男女比が均衡しており、真剣に結婚を考える人が集まる場です。
アプリで人気の会員はアプリで遊ぶor相手を見つけるため、相談所では別の戦い方が可能です。まずは無料相談を利用して、アプリとの違いを確かめてみるのも良いでしょう。場を変えれば、出会いの質も大きく変わる可能性があります。
女性が冷静でいるべき理由
「いいね」数=魅力度ではない
「いいね」がたくさん来ると、つい「自分はモテる!」と思ってしまいがち。
でも、これは男性の広範なアプローチによるものです。たとえば「無料だから」と詳細を見ずに「いいね」を送ったり、写真の雰囲気だけで反応したりするケースは珍しくありません。
地域やアプリの設定、あなたのプロフィールの公開度やアプリ上での活動によっても「いいね」数は変動します。「女性なのにいいねが少ない…」と落ち込む必要もありません。
大事なのは、量より質です。
結婚への本当の壁
マッチングアプリは出会いの数を増やしてくれますが、結婚には価値観やライフプランの一致が不可欠。Pew Researchの調査によると、アプリユーザーの70%はカジュアルな出会いを求めています。
「とりあえず付き合ってみよう」という男性や、ひどい場合は体目的のユーザーとのミスマッチも起こりがち。付き合うことがゴールではなく、結婚を真剣に考える相手を見つけることが、女性にとっての真の課題です。
女性の対応策
謙虚さと戦略性
アプリでは、「調子に乗った」行動をする女性もいるようです。
自分から質問しない、ドタキャンする、デートで財布も出さないといった態度に対する男性からの不評を聞いたことはないでしょうか。
見方を変えれば、そうした態度を避けて丁寧な対応を心がけるだけで、あなたの印象はよくなります。マッチングアプリでは男性ががんばってくれるケースも多いですが、会話を広げたりお店を探したり、女友達と遊ぶときにすることは対人関係における当然の姿勢として、初対面の男性との間でもしましょう。
結婚を考える真剣な男性は、こうした小さな気遣いを受け止めて、返してくれる人だと思います。
質の高い出会いを厳選
体目的や一時的な関係を求める相手を見極めるには、早めに結婚や将来の話題を振ってみましょう。たとえば「5年後はどんな生活をしていたい?」といった質問をしてみたり、プロフィールに家族や長期的な目標について書いている男性と優先的にマッチングするのも一つの手。
逆に気を付けたいのは、とても魅力的な「別世界の人」です。
アプリは出会いの数を格段に増やしてくれますが、質まで上げてくれるとは限りません。あなたの周りにいてもおかしくない人、リアルな生活でも出会い得るような人が、長期的にあなたと相性のいい人である可能性が高いです。
まとめ
マッチングアプリでの婚活は、男性には戦略と継続、女性には謙虚さと選別が鍵。
アプリはあなたの価値を測るものではなく、結婚への可能性を広げる道具です。落ち込んだり、過信したりせず、自分に合った相手を見つけるための工夫を重ねましょう。
プロフィールを見直す、デートでの質問を増やすなど、ひとつでも行動に移してみてください。あなたにぴったりの相手は、きっとどこかで待っています。