「奢り」か「割り勘」か…デート最大の分かれ道?
マッチングアプリでの出会いが一般的になった今、価値観の違いに直面することは珍しくありません。その中でも特に意見が分かれやすく、初デートの空気を左右しかねないのが「奢る派 vs 割り勘派」問題。
「初デートで割り勘なんて信じられない!」
「奢られるのはなんだか申し訳ない…」
そんな声をSNSや友人との会話で耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、奢り派・割り勘派それぞれの背景や考え方を知り、自分とは違う価値観に出会ったときでも柔軟に対応できるようになることを目指します。婚活において、「合わない」ではなく「違いを理解する」という視点を持つことは、良い出会いへの大きな一歩になるはずです。
結論:まずは「自分の考え」と「相手の考え」は違うかもしれない、を前提に
正解はありません。だからこそ、自分の価値観を押し付けず、相手の立場も尊重できる姿勢が大切です。個人的には、初デートにおいて”無難”なのは「男性は奢る姿勢を見せる」「女性は割り勘を提案する」ことと考えています:

ただし、それも“常識”ではなく、あくまで“ひとつのスマートな振る舞い方”。
この記事では、私自身が婚活を通じて経験した変化も交えながら、「奢る派・割り勘派」それぞれの考え方や、その背景にある価値観についてご紹介していきます。
奢る派・割り勘派、それぞれの価値観とは?
割り勘派の背景にある「自立」と「対等な関係志向」
私自身、婚活を始めた頃は明確に「割り勘派」でした。
- ご馳走になるのが申し訳ない
- 自分が食べたものは自分で払うのが当然
- 相手に負担をかけたくない
そう思っていた私は、マッチングアプリのプロフィール欄でも「初デートのお会計は:割り勘」と迷いなく選んでいました。好意を持ってもらうために遠慮する、というよりも、むしろ「奢られることが居心地悪い」「自立した女性でありたい」という気持ちの方が強かったのかもしれません。
実際、対等な関係を重視する方にとっては、割り勘が最も自然でフェアなスタイルです。
「奢ってくれたら嬉しいな」に変わったきっかけ
ところが婚活を重ねるうちに、ある時ふと、こう思うようになりました。
「もし自分が男性だったら、好きな人とのデートで奢るだろうな」
つまり、「奢る」という行為そのものに、気持ちを伝える一つの形としての価値があると気づいたのです。そして、実際にご馳走してくれる方に出会うと、価値観が似ているような安心感を覚えるようになりました。
もちろん、「奢ってくれなきゃ嫌」と思っているわけではありません。初デートでは自分の分を払うのが前提ですし、「ご馳走します」と言われたら素直に「ありがとうございます」と伝える一方で、2回目以降は私も積極的に支払うようにしています。理想は、トータルでバランスの取れた関係。長い目で見て、一緒に家計を共有する未来を考えられる相手とは、自然とその方向に進める気がするのです。
相手の対応にモヤッとしたら、まず「理由」を考えてみる
奢ってくれない=好意がない、とは限らない
「初デートで割り勘だった。脈ナシかも…」
そう感じた経験はありますか? 私もそうでした。でも、今思えば、そう決めつけるのは少し早かったかもしれません。
たとえば、相手が割り勘を選んだ理由としては――
- 奢るのが気恥ずかしい
- デート経験が少なく、どう振る舞えばいいかわからなかった
- 友人との食事は基本的に割り勘で、恋愛との区別がついていない
- 対等な関係を望む、自立した価値観を持っている
こんな可能性があるかもしれません。だからこそ、「自分の価値観」と「相手の価値観」は違って当たり前、と考えておくと、初デートで受ける印象もぐっと柔らかくなります。
まとめ:大切なのは「お会計の方法」よりも「その後どう関係を築いていくか」
「奢り」か「割り勘」かというテーマは、婚活中の私たちにとって悩ましい問題です。ですが、その根底にあるのは「相手への気遣い」や「どんな関係を築きたいか」という価値観の違い。
一回のデートで「合わない」と切り捨てるのではなく、その対応の背景にある考え方を想像してみることで、関係が深まるきっかけにもなります。
婚活を通して私自身も少しずつ考え方が変わってきました。大切なのは、柔軟でいること、そして相手と歩調を合わせながら、バランスの良い関係を築こうとする姿勢。
お会計のスタイルに惑わされず、お互いにとって心地よい関係を築いていきましょう。
コメント