婚活で悩む「ありのままを出す? まずは好かれる?」——私の考え方が変わった理由

視点

「自分らしく」と「相手に合わせる」の間で悩むあなたへ

マッチングアプリで婚活をしていると、「自分らしくいよう」と「相手に好かれる努力をしよう」の間で揺れること、ありませんか?
私自身、婚活を始めた頃は「最初から本音でいよう」と思っていました。似た価値観の人とだけ出会えれば、無駄なやり取りを減らせるし、傷つくことも少なくて済むと思ったからです。

でも、婚活を重ねるうちに、少しずつ考え方が変わっていきました。
今回は「ありのままの自分を出すか、まずは好かれることを目指すか」というテーマで、私の経験をお話しします。
異なる考え方を知っておくことで、出会いの幅も、婚活への心の余裕もきっと広がるはずです。

結論:まずは好意と信頼関係を築いてから、本音を伝えても遅くない

最初から本音全開でいくよりも、まずは相手に好意を持ってもらい、信頼関係を築くことを優先する方が、婚活はうまくいきやすい——
これが、私が婚活を通じてたどり着いた今の考え方です。

もちろん、全てを隠すわけではありません。譲れない価値観や大事な条件は、どこかで必ず伝えるべきです。ただし、それを「最初の一言」で伝える必要はないのかもしれません。


「ありのまま」でいこうとしていた頃の私

プロフィールも検索条件も、譲れない価値観で線引き

婚活を始めた当初、私は「子供を望まない」という価値観を強く意識していました。
マッチングアプリのプロフィール欄でも「子供が欲しいか?」の項目は迷わず「欲しくない」に設定。重視する価値観にも同様に登録し、プロフィール文でもはっきり明記していました。検索するときも「子供が欲しくない」と設定している男性だけを対象にしていました。

なぜそこまで明確にしていたかというと:

  • 好きになってから違いに気づいて傷つきたくない
  • 限られた婚活の時間で効率的に相手を探したい
  • 相手の貴重な時間を奪いたくない

そんな思いがあったからです。
婚活女性の中には「いいね」が多く届く人も多く、誰彼構わずやり取りするわけにはいきません。だからこそ「最初から線引きをしておくのが、お互いのため」と考えていたのです。

その結果、マッチングする人はごく少数

ですが、実際にやってみると、「子供を望まない」男性は驚くほど少ない現実に直面しました。
さらに、年齢や居住地、趣味など他の条件も加わると、マッチングできる人は本当にわずか。
「条件が合えば誰でもいいわけじゃないのに…」と、理想と現実のギャップに悩みました。


徐々に変わっていった考え方

話してみると「実はどちらでもいい」という人も多かった

そんな中で、プロフィールでは「相手と相談して決めたい」としている男性ともやり取りするようにしてみました。
すると、初デートの誘いが来たタイミングなどで子供の話をすると、多くの人が

「まだわからないけど、相手に合わせたい」
「欲しい気持ちも、躊躇する気持ちもある。とりあえず会って話してみたい」

と、柔軟な姿勢を示してくれました。
もちろん「できれば欲しい」と言われて終了したこともありましたが、それでも「実際に話してみないとわからない」という事実に気づいたのです。

まだ親しくない相手に「譲れない条件」を突きつける怖さ

また、こうも思いました。
「親しくなる前に“絶対この条件でOK?”と聞かれたら、誰だって身構えるのでは?」

初対面で聞かれたらNOだとしても、相手に好意を持ってからならYESになることもあります。
自分にとっては人生の大きな選択でも、相手にとってはそこまで強いこだわりがないケースも多いのだとわかったのです。

婚活は「効率」よりも「ご縁」

そして何より、パートナー探しは一生の問題。
効率を求めて条件でふるい落とすよりも、一緒に過ごして心地よい人と出会うことの方が大切だと思うようになりました。

私自身、「子供はいらない」と100%言い切れるかというと、将来どう考えが変わるかわかりません。だからこそ、相手と一緒に考えていきたいのです。


好意を築いてから本音を話すことで広がったご縁

母数が一気に増えた

「子供は相手と相談して決める」という人も検索条件に入れるようにしたことで、出会える人が一気に増えました。
その中には趣味や考え方が合う人も多く、結果的により自然体で話せる人と出会えるようになりました。

もちろん、会ってみて「できれば子供が欲しい」「バツイチで子供がいる」などとわかってお別れしたこともあります。
でも、その時は「お互いに話せてよかった」「応援しあおう」と前向きに終われたのが印象的でした。

価値観はプロフィールにも示しつつ、押し付けない

とはいえ、完全に隠すわけではありません。
相手も最初から「価値観を確認したい」タイプの場合には見て判断してもらえるように、DINKs(子なし共働き)希望のタグを付けるなど、軽く示してはいました。

今付き合っている人も「相談して決める」としていた人

そして現在、私が付き合っている人も、最初は「子供は相手と相談して決めたい」としていた男性です。
最初から「絶対に子供はいらない人」を探していたら、彼とは出会えなかったかもしれません。


まとめ:最初は無理に「自分全開」にしなくてもいい

婚活を始めた頃、「譲れない条件は最初に伝えるべき」と思っていた私。
でも、実際に活動する中で「まずは好意と信頼関係を築いてから本音を話す」スタイルに変わっていきました。

譲れない条件を明かすタイミングは人それぞれですが、
最初から自分の全てをさらけ出さなくても、信頼関係ができればきっと伝えやすくなります。

婚活で大事なのは、自分と相手が心地よく関われる関係を築いていくこと。
「似た価値観の人だけ」を探すより、「違っていても歩み寄れる人」を探す方が、結果的に幸せになれるかもしれません。

焦らず、少しずつ本音を伝えていきましょう。
そのプロセスも、きっと婚活の楽しさのひとつです。

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